約600年の歴史を持つ日奈久温泉は、伝説と癒しの地です。かつて、浜田六郎左衛門が父の刀傷を治すため神に祈りを捧げたところ、夢のお告げに導かれた地から湧き出る温泉を発見しました。この神秘的な発見の場所は、今も「本湯」として知られ、かつては海に抱かれたその地で人々を癒してきました。
江戸時代初期、細川家によって藩営温泉に指定されたこの温泉は、八代城主や参勤交代で旅する島津公も訪れ、その恵みに浸かりました。
この地の泉質は弱アルカリ単純泉で、さらりとした肌触りが特徴。湯上りは心地よくさっぱりとし、関節痛や神経痛、冷え性に効果があると言われています。また、飲むことで胃腸病や糖尿病にも良いとされています。
冬の「晩白柚風呂」や、5月の母の日には「カーネーション風呂」といった季節ごとの特別なおもてなしも、訪れる人々を魅了します。そして、近くには古き良き時代を感じさせる白壁となまこ壁が美しい古民家「村津邸」があり、のんびりとした街歩きや路地裏散策を楽しむことができます。
日奈久温泉は、ただの温泉地以上のものを提供します。600年の時を超えて受け継がれる癒しの力を体験し、心身ともにリフレッシュする特別な時間をお過ごしください。
名称 | 日奈久温泉 |
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リンク先 | 日奈久温泉旅館組合ホームページ https://hinagu-onsen.jp/ |