水島は、球磨川河口の堤防から50mほど離れた所にある小さな島です。 日本書紀には「景行天皇がこの島で食事をなさろうとした際、水が無かったので、小左(おひだり)という人物が天地の神々に祈ったところ冷水が湧きだしたので、それを天皇に差し上げることができた。そのためこの島を水島と呼ぶ」と記されています。 「不知火」とともに、八代海(不知火海)における天皇巡幸故事にまつわる景勝地として国名勝に指定されています。日本書紀のほか、万葉集、枕草子にも取り上げられた旧跡です。